富岡町について – とみおかくらし情報館

富岡町について

福島県の沿岸部「浜通り」のほぼ中央に、富岡町はあります。
首都圏からのアクセスも良好で、東京からは約220km、仙台市からは約80km、県庁所在地の福島市からは約80kmの位置にあります。


東に目を向ければ、どこまでも続く青い太平洋の水平線。西を仰げば、緑豊かな阿武隈の山並みが連なります。

美しい海と山に抱かれたこの地では、約2,800人(2025年8月現在)が暮らしています。原子力災害の影響で、町外で生活する町民も約8,000人います。

富岡町は、海、山、川が織りなす色彩豊かな自然に恵まれています。
太平洋に注ぐ富岡川のきらめき、阿武隈山地を源流とする滝川渓谷の清流。
そして、大倉山や麓山(はやま)から望む雄大な景色は、訪れる人々の心を癒します。

海岸線には、長い年月をかけて自然が作り出した断崖や、美しい砂浜が広がります。
一年を通して比較的温暖で、降雪が少ないため暮らしやすいのも大きな魅力です。海辺で感じる風は、心も体もリフレッシュさせてくれます。

町の木

明治33年、夜の森が開拓された際に植えられた桜が町のシンボルに。今では約2.2kmにわたる見事な桜並木となり、毎年春には桜のトンネルを見ようと、町内外から多くの方で賑わいます。

町の花 ツツジ

JR常磐線夜ノ森駅のホームを彩っていたツツジは除染のため、やむなく伐採されてしまいましたが、震災以前の景色を取り戻すための取り組みを行っています。

町の鳥 セキレイ

富岡川などの清らかな水辺でよく見られるセキレイ。「チチチッ」という爽やかなさえずりは、富岡町の小さなアイドルです。

田舎ののんびりした雰囲気が好き。でも、アクティブに過ごすのも好き。
そんなわがままを、富岡町はまるごと受け止めてくれます。
休日は、穏やかな海でSUPや釣りを楽しんだり。

知的な好奇心を満たしたくなったら、複合文化交流施設「学びの森」内にある、開放的で素敵な富岡町図書館へ。思い思いの時間を過ごせます。

震災を経て、形を変えながらも、その魅力は今なお受け継がれている町のイベント。伝統的な祭りから新しい催しまで、年間を通して楽しめます。

桜まつり

4月上旬、県内有数の桜の名所である、富岡町夜の森公園を中心に開催される、町が一年で最も華やぐイベントです。満開の桜並木の下、特設ステージでのパフォーマンスや、町内外から美味しいグルメが集まる屋台で賑わいます。

麓山の火祭り

毎年8月に行われる、400年以上の歴史を持つ伝統行事です。

えびす講市

大正時代から続く、五穀豊穣・商売繁盛を願う祭りです。震災による中断を乗り越え、2017年に復活。近年は「学びの森」周辺を会場に、他のイベントと合同で開催され、多くの人々で賑わいます。

富あかり

東日本大震災からの復興と、犠牲者への鎮魂の祈りを込めて始まった竹あかりのイベント。町の子どもたちやボランティアが制作した無数の竹灯籠や三角灯籠に柔らかな光が灯され、会場は幻想的な雰囲気に包まれ、未来への希望を照らします。

毎日の暮らしも、とっても便利。
「さくらモールとみおか」に行けば、今日の夕ごはんの材料から日用品まで、なんでも揃います。

それに、JR常磐線の富岡駅には特急も停まるんです。
東京まで乗り換えなしで行けるから、首都圏へのお出かけも楽ですよ。

この地は気候の変動が少なく、江戸時代から大正時代にかけて農地開発も進んだ農業が盛んな地域でした。

宿場町や農漁村として息づいていた村々は、明治、昭和の時を経て⼀つとなり、現在の富岡町が誕⽣します。

この町の象徴が、満開の桜のトンネルが空を覆う夜ノ森の桜並⽊。その歴史は、⼀⼈の開拓者が未来を夢⾒て植えた300本の桜から始まりました。

「余(よ)の森だ」と藩同⼠が領有を譲らなかったという地名の由来も、この地の豊かさを物語ります。(諸説あり)

⼈々の想いが幾重にも紡がれ、美しい景⾊を未来へつなぐ町。
歴史の息吹と温かな魅⼒が、ここ富岡町には満ちています。

この町には、みんなの想いがぎゅっと詰まった、おいしいものもたくさんあります。

震災からの復興のシンボルとして、育て始めた町の新たなシンボルになりつつある、たまねぎは、甘くてみずみずしくて、とってもおいしいんです。

この玉ねぎを使ったおせんべいやドレッシングは、お土産にもぴったり。

もちろん、富岡町が誇る美味しいお米も忘れてはなりません。
富岡町の大地で育まれた「天のつぶ」や「コシヒカリ」は、町の自慢です。 黄金色に輝く田んぼの横を、常磐線の電車がゆっくりと走っていく。
それは、富岡町ならではの、どこか懐かしく、心和む風景です。

最近では、ワイン用のぶどうや、南国の香りただようパッションフルーツづくりも始まりました。
線路と海に近いユニークなロケーションで育つぶどうから、産まれるワインなんて、ちょっと珍しいでしょう?新しい挑戦が、町の未来を美味しく、楽しく彩っていきます。

特別なものは、ないかもしれない。
けれど、ここにはのんびりとアクティブが共存するライフスタイルがある。
どちらも叶う、よくばりな毎日。

それが私たちの、とみおかくらし。
次の物語を描くのは、あなたかもしれません。

とみおかの美味しいもの

とみおかの遊び場・学び場

とみおかくらし情報館について

住まいや仕事の情報提供、各種支援制度の紹介、町内案内を含めた相談対応全般と、お試し住宅の管理・運営、移住体験プログラムの企画・運営等を実施しています。

もっと見る

To top