娘が生まれて4か月が経ちました。
妊娠中、私にはひとつ気になっていたことがありました。
同じくらいの時期に出産する人と知り合えるんだろうか。
富岡での暮らしは好きです。
人が多すぎないところも、自分のペースで過ごせるところも気に入っています。
でも、妊娠中はふとした時に孤独を感じることがありました。
周りに子育て中の先輩はいても、「今まさに同じことで悩んでいる人」と話す機会はなかなかありません。
だから妊娠中は、
「同じくらいの月齢の子を育てている人と話せる機会があったらいいな」
と思っていました。
そして娘が生まれてから気付いたのです。
思っていたより、いた。
しかも、気付けば何度も会っている。
そんな話です。
生後2週間、初めてのベビーサロン
娘が生後2週間の頃、町主催のベビーサロンに参加しました。
今思うと、生後2週間での外出はなかなかの大イベントです。
おむつ。
着替え。
授乳のタイミング。
忘れ物はないか。
出発前からひと仕事でした。
その日の内容はベビーマッサージと足型アート。
足型でカタツムリを作りました。
小さな足。
今見返したらきっと驚くくらい小さいんだろうなと思います。
そして嬉しかったのが、プレママパパ教室で一緒だった方と再会できたことでした。
お互い赤ちゃんを連れている。
母子ともに無事に出産できたんだなぁ。
それだけでなんだか嬉しくなりました。
その子は娘より1か月お兄さん。
たった1か月違うだけなのに、身体がずいぶん大きく見えました。
「1か月でこんなに成長するんだ」
と、未来の娘を見ているような気持ちになったのを覚えています。

気付けば同じ月齢の子がいる
7月にはファミリーサポートセンターの講座に参加しました。
内容は、子どもにとって安全な環境づくりや心肺蘇生法、AEDの使い方。
会員登録するかどうかは別として、親として知っておきたい内容だったので参加しました。
すると、そこにも同じくらいの月齢の赤ちゃんとママさんがいました。
また別の日。
保健師さんに案内していただいて、子育て支援センターで開催された栄養相談にも参加しました。
そこにも同じくらいの月齢の赤ちゃんがいました。
さらに9月には離乳食教室へ。
隣の町村から参加している方もいて、同じくらいの月齢の赤ちゃんを育てているママさんと話すことができました。
そして気付いたのです。
どうやら娘と同じ5月生まれの子が何人もいるらしい。
すごい。
勝手に仲間意識が湧いてきます。
支援センターで救われた日
娘は3か月頃に寝返りをしました。
成長は嬉しい。
本当に嬉しい。
でも、それは同時に、
「目が離せなくなった」
ということでもありました。
寝かせておいたと思ったらころん。
うつ伏せになって泣く。
戻す。
またころん。
また泣く。
成長って大変です。
新生児の頃は睡眠不足との戦いでしたが、3か月を過ぎるとまた違う種類の大変さがやってきました。
特に平日の昼間。
娘と二人きりで過ごしていると、
「ちょっと誰かと話したいな」
と思う日があります。
そんな時に行ったのが子育て支援センターでした。
特別な相談をしたわけではありません。
スタッフの方と少し話す。
娘の様子を見てもらう。
他愛もない会話をする。
それだけです。
でも、その「それだけ」がありがたかった。
育児の悩みって、必ずしも解決策が欲しいわけではないんだなと思います。
ただ誰かと話せた。
それだけで気持ちが軽くなることがあります。
私にとって支援センターは、そんな場所になっています。
放射線の講座で出会ったママさん
8月には放射線について学ぶ車座講座にも参加しました。
講座そのものも勉強になったのですが、印象に残っているのは終了後の時間です。
大熊町から参加していた親子がいて、少しお話しすることができました。
子育ての話。
日々の話。
ほんの少しの時間です。
でも、「みんな頑張ってるんだな」と思えて元気をもらいました。
こども園の運動会へ
9月には、子育て支援センターで声をかけていただき、町のこども園の運動会へ行きました。
未就学児でも参加できる競技があるとのこと。
もしかしたら来年度からこども園に通うかもしれない。
そんなことも考えて、予行練習のつもりで参加してみました。
当日はあいにくの雨。
会場はふれあいドームでした。
そして会場に行って驚きました。
「あ、この前会った人だ」
「あ、あの時の親子だ」
これまで講座やイベントで顔を合わせた親子がたくさんいたのです。
数か月前までは誰も知らなかったのに。
娘が生まれてから少しずつ繋がったご縁でした。
競技に参加した娘と夫の姿は、とてもかわいかったです。
私はその様子を見ながら、
「来年はどんな風になっているんだろう」
と考えていました。

富岡で子育てをしていて思うこと
出産前、富岡で子育てできるかなという不安はありました。
でも今振り返ると、それは「富岡だから」というより、「初めての子育てだから」だったのかもしれません。
もちろん毎日順調というわけではありません。
寝不足の日もあります。
思い通りにならない日もあります。
でも、保健師さんがいる。
支援センターがある。
イベントに行けば顔見知りがいる。
そんな環境に助けられています。
娘が生まれて4か月。
まだまだ子育ては始まったばかりです。
でも最近は、富岡で子育てをしている実感が少しずつ湧いてきました。
妊娠中に感じていた孤独感は、いつの間にか小さくなっています。
あの時は知らなかったけれど、同じように子育てを頑張っている仲間たちがいました。
娘がもう少し大きくなったら、また違う景色が見えるのだと思います。
その時はまた、富岡での子育ての続きを書いてみたいと思います。
