とみおか…過去を受け入れて前に進む街① – とみおかくらし情報館

とみおか…過去を受け入れて前に進む街①

この記事を書いたライター

はじめまして!湯川国俊と申します。奈良県で理学療法士の本業を持ちながら、ウェブライターやSNS動画のカメラマンとしての活動もしております。そのような中、富岡町で「町民ライター」として街を訪問し、取材/執筆するというご縁をいただきました。

富岡町は、東日本大震災と福島第一原発事故の被害を受けた町であることは、知っていました。しかし「今どうなっているのか?」については存じあげていなかったのです。そして訪問して感じたことは「未来に向けて、これからを作ろうとしている姿」でした。

そこで今回の記事では、とみおかの「過去を受け入れる」「魅力ある街の資源」そして「前に進む姿」という3つの視点から、とみおかの魅力を紹介します。

【新しい「とみおか」を作るステーション】
はじめに訪ねたのは、町民ライターのお話をいただいた「とみおかプラス」です。今回は鉄道で訪問したのですが、JR富岡駅からも徒歩圏内で国道6号線もすぐ近くにあります。とみおかプラスでは、富岡町への移住を目指す方への就職や起業、さらには生活支援の提案など、様々な相談を受けることができるのです。今回私は取材のために電動自転車を借りることにしました。

【過去を受け入れる① とみおかアーカイブミュージアム】
はじめに視察したのは「とみおかアーカイブミュージアム」です。こちらではとみおかの歴史をたどる展示物を、たくさん見ることができます。古代〜近代の歴史はもちろんですが、東日本大震災で起こった事実を証明する遺稿も多数展示されているのです。

中でも胸を打たれたのは「津波の被害で損傷したパトカー」です。これは屋根の部分は完全に潰されており、前後の部品もむき出しになっています。これは将来にわたって、津波の被害を刻銘に示すことになるでしょう。

【過去を受け入れる②東京電力廃炉資料館】
東日本大震災での津波は福島第一原子力発電所に甚大な被害をもたらしました。そして福島第一原発の近隣であったとみおかでは、住民が「全員避難」という状態を長期間続けざるを得なかったのです。そのような過去を踏まえて、東京電力では福島第一原発事故の原因と復興への現状を、この資料館で展示しています。

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