
富岡町(福島県双葉郡)は、原発事故により全町避難を経験しましたが、復興・創生を進めています。多様な人材が集い、その叡智を活かす協働が地方創生に不可欠であり、富岡町は、まちづくりを担う企業・団体と協働し、インターンシップを実施します。学生のみなさんは、町内に滞在し、町内や近隣町村を歩き、地元の方々とことばを交わし、五感を駆使して、みなさんの持つ力を町内の企業・団体を通してまちづくりに発揮していただきます。あなたの力をまちづくりに活かしてみませんか。
☑インターン生への期待
富岡町に2週間滞在する中で、積極的に企業・団体、そして、町民の方々とコミュニケーションを取りながら、特殊な事情を抱える地域特有の課題を自身の肌で感じ、何が必要とされるのかということを考え、しがらみのない学生のみなさんならではの、伸び伸びとした斬新なアイディアを期待しています。暮らしていると気づかない地域の資源など、自由な視点から再発見の材料提供にも期待します。
☑終了後に得られる経験
▪️原子力災害からの復興途上にある富岡町で、事業に従事する方々や町民たちと直接触れ合い、対話する中で見えてくるこれからの町の姿から、自分自身の今と将来を繋げ見つめ直す内省する機会
▪️まちづくりに取り組む自治体やまちづくり会社の関係者から実務の最前線、地域資源の利活用事例など課題を含めた実践的な学び
▪️最終日の報告までのプログラムを通して、実態把握(富岡町の今の姿)、課題整理、企画・立案・実施という業務プロセスの学び
▪️インターン学生間の情報共有からプログラム参加の他のインターン先の事情の把握をすることにより、富岡町を多面的・多角的に捉えていく力を培い、今後の学究においても有益な考察力を磨く
▪️富岡町での2週間の滞在を通して、これまで“知らなかった”世界と出会い、これからも続くつながりづくりとなる
<インターンシップ概要>
☑ 活動期間
2025年8月26日(火)~9月8日(月) 14日間
※休日は8月31日(日)、9月7日(日)の2日間
※活動の状況によって、平日が休日となることもあります
☑ 時 間
1日約8時間以内
※活動の内容によっては、上記以外の日程・時間で活動することがあります。
☑ 受入企業
株式会社ふたば/株式会社YONOMORI DENIM/
「時の海 – 東北」プロジェクト 有限会社宮島達男事務所
☑ 対 象
18歳以上の大学生、大学院生、専門学校生、高等専門学校生
☑ 募集人数
6名(各企業2名) ※応募多数の場合には選考にて決定いたします
☑ 参加費
無料
☑ 交通費
交通費規定による往復の旅費を支給しますが、満額とならない場合があります。
☑ 宿泊費
宿泊費は主催者側で全額負担します。 宿泊先(富岡ホテル)では、原則として朝食と夕食をご提供します。
※規定外の食事など個人的なサービス利用は自己負担となります。
☑ 保 険
インターン実施期間の活動時間中の傷害総合保険と賠償責任保険は主催者で付保します。インターン実施期間中の活動時間以外での事故やケガ、 個人的な物損等に関わるものについてご自身で付保願います。
<受入企業>
1️⃣株式会社ふたば
地域をはかりまちをつくり未来へつなぐ~富岡町から世界へ~
福島県双葉地域に本社がある「ふたば」は、東日本大震災を乗り越え、地域の課題解決に取り組む「社会コンサルタント」を目指しています。ICT技術を用いた空間情報コンサルティングや、多様なデータを活用した建設コンサルティング、人と地域をつなぐまちづくりまで、幅広い分野で事業を展開しています。富岡町の「今」を体感し、文化・自然・暮らしといった「環境」をどう再生していくか、また社会コンサルタントのあるべき姿や、新たな市場開拓(新規事業の開発)について考えてみませんか。
▪️実践型まちづくりの体験~とみおかワイナリー~
▪️地域の資源をはかる~ドローン・測量体験~
▪️ふるさとの未来を描く~VR・CIM体験~
▪️富岡町から世界へ~マチュピチュ遺跡調査事業~
▼企業概要
当社は、福島県富岡町と郡山市に拠点を置き、測量・設計だけでなく、まちづくりや環境、空間情報、海外のコンサルタント業務まで幅広く手がける建設コンサルタントです。東日本大震災の困難を乗り越え、地域の復興、社会基盤の強化に貢献し続けています。また、震災以前から海外ODAプロジェクトにも参加しており、本年度はペルー・マチュピチュ遺跡の案件を受注するなど、海外の文化遺産保全にも貢献しています。
〒979-1113 福島県双葉郡富岡町曲田55番地(富岡本社)
TEL: 240-22-0261 FAX: 0240-22-0368
WEB: https://www.futasoku.co.jp/



2️⃣株式会社YONOMORI DENIM
過去と未来をつなぐ拠点を目指して
東日本大震災後、帰還困難区域が残る中、双葉郡初となるアパレルショップを2020年にオープンしました。単なる服屋ではなく、地域に根差した活動の中で富岡町を含めた被災地やアパレル業界の現状を発信しています。弊社の取り組みを学び、交流人口の増加や関係人口の創出、更なる地域活性化に向けて、『デニム』の商品価値の可能性を見つめながら、何ができるか一緒に考えてみませんか。
▪️商品アイデアの立案と事業計画の立案
▪️デニムの洗浄・解体・縫製の体験
▪️近隣町村を含めたフィールドワーク
▪️町外(県外)に向けた情報発信のあり方についての提案
▼企業概要
廃棄寸前のデニムリーバイス501を洗浄、解体して新たな商品へと生まれ変わるアップサイクルの取り組みをしています。商品販売のみならず、製作、商品開発、ワークショップなども行っています。また、「過去と未来を繋ぐ拠点」を大切にし、アパレルを通じて地域の方やコミュニティの拠点となるお店づくりを目指しています。
〒979-1151 福島県双葉郡富岡町本岡清水前122-17
TEL:0240-23-5495
Instagram:https://www.instagram.com/yonomori_denim/


3️⃣「時の海 – 東北」プロジェクト 有限会社宮島達男事務所
一人ひとりの物語と記憶の継承 〜「共につくる」美術館〜
弊社は、現代美術家・宮島達男と東北に想いを寄せる3,000名と制作した作品を常設展示する美術館を富岡町につくることを目指しています。本プロジェクトの取り組みを通して、地域コミュニティと協働しながら、この地に美術館をつくることの意義、開かれていく可能性、アートだからできることは何かを一緒に考えてみませんか。
▪️美術館予定地のフィールドワーク
▪️アートプロジェクトの企画への参加・体験
▪️「時の海 – 東北」プロジェクトの情報発信の企画立案
▪️美術館が開く未来の可能性に関するアイデア提案
▼企業概要
有限会社宮島達男事務所は、現代美術家・宮島達男のアート作品制作を中心に、展覧会の企画やアートプロジェクトの企画運営を行っています。1995年から被爆した柿の木2世を世界のこどもたちに育ててもらう「時の蘇生・柿の木プロジェクト」や2015年から「『時の海 – 東北』プロジェクト」を始動し、現在、福島県双葉郡富岡町に美術館を建設することを目指し、浜通りの地域の方々と協働しながらプロジェクトを推進しています。
〒979-1111 福島県双葉郡富岡町小浜中央272 稲元テナント2号室
TEL: 0297-21-7650 FAX: 0297-20-6543
WEB: https://seaoftime.org/



<応募方法>
応募フォームの送信後、エントリーシートをダウンロードしてメールにてご提出ください。
提出先:tomiokaplus@gmail.com
応募締め切り:6/30(月) 17:00
選考はエントリーシートの内容で行いますが、応募人数が多数となった場合は面談による選考(オンライン可)を実施します。その際は該当者に別途ご連絡いたします。
※参加にあたっては、ご本人、受け入れ先、とみおかプラスとの三者契約を結び、費用、保険、実施時に規則等の規定を確認いただきます。
関係者一同、多くの学生さんからのご応募をお待ちしております🌸
<お問い合わせ先>
とみおかプラス内インターン係
TEL: 0240-23-6919 E-MaiI: tomiokaplus@gmail.com