
双葉警察署の裏(北側)に「岡内東児童公園」があり、そこの花壇にも間もなく花のシーズンがやってきます。
富岡町の避難指示解除の時に、花があると嬉しいとの思いで、2016年の11月、この花壇に千葉の方々20人で春咲きの球根を植えに来ました。当時の富岡町はイノシシやダチョウの楽園、食べられないよう「水仙」を中心に、土砂降りの雨の中で植えたのがつい先日のように思えます。あれから9年、今でも時々「あの時の花はどうしてる?」と聞かれます。
今でこそイノシシとの攻防はなくなりましたが、スギナとの闘いが待っています。子どもの頃はかわいらしい姿の「つくし」が好きでしたが、つくし=根でつながったスギナがいる、ということで大嫌いになりました。つくしに罪はありませんが、花壇づくりにスギナは邪魔者なのです。別名「地獄草」と言われるくらい、掘って掘って掘りまくっても更に深いところで根を伸ばしていて、完全に除去するのは困難です。冬枯れの時期まで、スギナとの長い闘いが続きます。
ここの花壇は「土が良くない」「世話をする人手が足りない」と、悪条件が重なっているので、いろいろな種類の花を試しましたが、デリケートなものはいなくなり、タフなものが残りました。言わば、丈夫で綺麗な優等生軍団ですが、その中には、香りで癒してくれるラベンダー3種や、ミニバラよりも小さなマイクロローズなどもあります。どんなに小さくてもバラはバラ、「棘」がありますので、怪我に注意して探してみてくださいね。そして、何種類の花があるか、数えてみてください。種類の多さに驚かれるはずです。
富岡には花好きさんも多く、ご自分の所有地に「花見山を作る」と頑張っている話もチラホラ耳にします。遠くない将来、町内には「ミニ花見山」が何カ所かできそうで楽しみです。
町内で花見山や綺麗な花スポットを見つけたら、ご紹介していきますね。

